ドモドモドモ~( ´ω`)ノ
前回からの続きで、
『2019年 5泊6日で広島、山口、北九州に行ってきました』
氷点下となった道の駅みはら神明の里で車中泊・・・。
3000円程度の寝袋で対応できるはずもなく、深夜に何度も目が覚めてエアコンを入れては寝て入れては寝てを繰り返して、ようやく夜明けを迎えました。
3日目となる本日は目いっぱい予定を組み込んで、日没までアチコチ走りまわる予定ですが、なんと言ってもメインとなるのは瀬戸内の島に渡ること。フェリーの待ち時間とかも無駄にしたくないのでキッチリ予定どおり進んでいきたいと思います。
てな感じで空が明るくなってきたので道の駅を出発し、まず最初に向かったのが・・・
JR糸崎駅からほど近い場所にある糸崎港。
海を挟んで向島、因島、生口島といった多くの島があり、古くから瀬戸内海の拠点として、また海上交通の要所として栄えてきた歴史ある港なわけですが、そういった繁栄があったからこその遊郭がここにはありました。
いつもお世話になってる全国遊郭案内には糸崎町松濱遊廓としてこう記載があります。
山陽線糸崎駅で下車すれば東へ約一丁、ほとんど駅の隣にあるようなものである。景色の良い事においては内海沿岸屈指の場所で避暑には好適の地とされている。
店の制度は陰店で娼妓は全部居稼ぎ制である。
なるほど確かに目の前の海は穏やかで島々も絵になりますねぇ。
いつものことなんですが、あんまり派手に遊廓の写真を撮るのは気がひけるので、こうやって目の前に海があると風景写真を撮影してるという偽装工作が可能w
・・・で、その糸崎遊廓といえば港の堤防沿いにズラっと並ぶ妓楼群が今も健在で、木造建築の数こそ少なくなっているでしょうけど今もなんとか当時の雰囲気は感じられます。
糸崎遊廓の木造妓楼はあまり飾り気がなく、知らない人が見ればただの一般住宅にしか見えないと思います。
深夜に雪が降ったせいでしっとりしてるんですよねぇ。
早朝の遊郭散策にこの湿り気はたまりません(*´Д`)ハァハァ
こちらのお宅は立派な破風を備えた造りで雰囲気をよく留めています。
糸崎遊廓を代表する大型店だったのかもしれません。
そして糸崎遊廓を紹介するサイトなどで必ず登場するのがコチラの建物。
糸崎遊廓の中で唯一のカフェー調の建物で、海沿いにズラっと並ぶ木造建築の中にあって実によく目立ちます。
カフェー建築を見るとついつい撮影枚数が増えてしまうんですが、静まり返った早朝の街にカシャカシャとシャッター音が響き渡ってしまうのでなかなか押せないんですよねぇ。
SONYのα6000ってなんでシャッター音消せないんだよ・・・。
急いで撮ってるのと薄暗いのでブレブレな写真が続きますがご勘弁を・・・。
ではでは堤防沿いから路地に入って他の建物を見ていきます。
かれこれ7時半くらいなんですが全然ひとが歩いていないし、とにかく静かな住宅地なので散策感を出さず風のように通り抜けるつもりで歩きます。
おお~、この路地はいい雰囲気ですねぇ。
ネットで糸崎遊廓を検索すれば諸先輩方の調査で多くの妓楼があった記事がありますが、2019年には空き地やブルーシートがよく目立ち、どんどん取り壊しが進んでいることを実感します。
いつもいつも来るのが遅かったなぁと思うんですが、でもギリ見れて良かったとも思います。
こちらの建物、売物件となっているようです。
一見すると普通の住宅のように見えますが、壁がピンクだし・・・
う~ん、どうなのかなぁ。
こんな感じの糸崎遊廓跡でしたが、高架沿いにも興味深い物件が並んでいたのでもう少し歩いてみました。
高架のカーブに沿って古そうなRC造りの建物が並んでいて遊廓と関係あるのかどうか・・・。
最後に糸崎遊郭跡の前の海をパチリ。
今日はいい天気だそうで絶好のお出かけ日和だと天気予報で言っていました。
個人的には遊廓めぐりをする日は曇り空のほうが気に入った写真を撮れると思ってるんですけどねぇ。
まぁ、雨よかマシですけど・・・。
というわけで、次はフェリーに乗って島へ渡ります。
『5泊6日で広島、山口、北九州に行ってきました』続きます。
※2019年3月訪問
コメント
コメント一覧 (4)
私は「みはランド」という広島県三原市に関する情報を発信するブログをしている者です。
糸崎遊郭跡をたくさんの写真で紹介されており、とても現地の雰囲気が分かりやすかったため、誠に勝手ながら、私のブログの下記記事にリンクを貼らせていただきました。
https://miha-land.com/machi-sanpo_itosaki/#matsuhama
事後の連絡となってしまい大変恐縮ですが、不適切なようでしたら削除いたしますので、ご連絡いただけると幸いです。
何卒よろしくお願いします。
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リンクを掲載していただいて嬉しく思います。
三原には道の駅と糸崎遊郭跡しか訪れたことがないので、みはランドさんのブログで紹介された瀬戸内のスポットも訪れてみたくなりました。
御山公園からの展望素晴らしいですね。
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また、私の実家が移っており懐かしい気持ちになりました。ありがとうございます。
かつて祖母から遊郭の事は聞いた事がありました。
相当にぎわっていたようで、ボーリング場や、ビリヤード場、パチンコなどあったようです。
賑わった背景には北前船の寄港地であったことにルーツがある事も聞いております。
海運の次は、鉄道の敷設、当時山陽鉄道と呼んでいたようです。
私の曽祖父がそこで敷設する会社を営んでおりました。
取り上げて頂きありがとうございました。
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糸崎遊郭跡は早朝に港越しで眺めた街並みの様子が幻想的で、今も心に強く残っています。
その時眺めた風景は静かで落ち着いた港町の雰囲気でしたので、かつての賑わいの中にはボーリング場やパチンコ店があったというのは驚きです。自分が思ってた以上に大きくて花めく港町だったみたいですね。
なるほど糸崎は北前船が瀬戸内を航路として寄港し、港周辺に船宿や遊郭が建ち並んで繁栄していった歴史が刻まれているわけですね。次回訪れた際にはその辺りの背景も感じながら散策してみたいです。
貴重な情報ありがとうございました。参考になりました。
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