どもども~(*´ω`)/ 
今回は鹿児島は志布志湾に残る軍事遺産めぐりというわけで、かれこれ10年以上前に訪れた時の写真です。

いいところですよねぇ。海あり山ありで自然たっぷり。景色も最高。
でも今回は自然でもグルメでも観光でもなく軍事遺産が目当てであります。



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ここ、実はリベンジなんですよねぇ。
2006年に日本一周した際、思いっきりこの場所で車を停めて休憩してるんですが、背後にある砲台跡の存在に全然気がつかなかったんですよねぇ。

そして数年後に再び機会を得て、この地を訪れることができました。
場所は内乃浦にある宇宙センターへ向かう途中の海蔵という地区。



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こんな感じで人工衛星おおすみのオブジョがあるパーキング。
砲台はそのすぐ後ろにあります。

あんなにパックリと穴が開いてるのに、普通は気付きますよね。
当時、先を急いでいたのかどうかわかりませんが、本当どうかしてました。



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崩落の危険があるので一応は柵がありました。




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土砂が流入して結構埋まってますね。




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水が溜まってました。




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終戦間際に米軍の猛烈な艦砲射撃を想定して作られたこの砲台は、今も当時のままその形を留めているんですねぇ。
突貫で作り上げた砲台としては、コンクリートを多用してしっかりした造りだと感じました。



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コンクリもご覧のとおり痛みは少ないようです。
一瞬、迷彩?と思いましたが、鉄分の染み出しやカビといった模様かなぁ。




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心材としての木材片も残っていました。



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内之浦砲台についての説明板がありました。
米軍オリンピック作戦(志布志湾上陸)に備えた内之浦砲台跡というこで記載されております。



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内之浦砲台が見据えていた志布志湾が見渡せました。
この位置から上陸してくる米軍を砲撃する予定だったんですねぇ。

書籍『日本の要塞』に掲載されていた、『南九州の志布志湾を防衛する臨時砲台建設工事』という写真は、この砲台跡にそっくりなんですが実際どうなんでしょ。
軍の築城部と民間作業員、そして住民が一体で砲台工事を行っている珍しい写真なので興味アリアリです。