どもど~も(*´ω`)/
前回からの続きになりますが、2019年に訪れた奈良県大和郡山市の遊郭めぐり。
午前中に東岡町遊郭を散策した後、お次は洞泉寺遊郭跡までやってきました。
ふたつの遊郭跡は歩いて行けるほど近い距離にあって、見学はダブル遊郭ワンセットツアーが定番ですよねぇ。
とはいえ古い街並みなど一般的な歴史好きな人が訪れるのは観光化された洞泉寺遊郭跡。赤線ファンやいわくつき物件が好きな人はダークツーリズム化した東岡町遊郭跡といった感じでしょうか。

左下の東岡町遊郭跡のある東岡町から、右上の洞泉寺遊郭跡のある洞泉寺、源九郎稲荷神社界隈までの距離はこんな感じ。
こんなに近い二つの遊郭ですけど、醸し出す雰囲気が全然違うんですよねぇ。
東岡町遊郭跡の緊張感は洞泉寺遊郭跡では一切感じませんので、散策中も心拍数は平常運転。

日本三大稲荷の源九郎稲荷神社。
日本三大稲荷って勝手に名乗り系なのかアチコチで見かけますよねぇ。

三大稲荷とは思えないほどこじんまりした境内で、けして規模ではなく由緒において三大稲荷の地位を得ているのかもなぁと思います。



源九郎稲荷神社の鳥居の手前からすでに遊郭の区画は始まっていて、激シブな歴史ある建築物が並んでいます。
洞泉寺遊郭については、いつもお世話になってます『全国遊廓案内』にしっかり記載があり、ウィキにも記されていますのでそのまま以下コピペ。
『洞泉寺町は現在のJR郡山駅と近鉄郡山駅に挟まれたほぼ中間にある。1930年に出版された『全国遊廓案内』によると「洞泉寺遊郭は東岡遊郭よりも建築においても設備においても、その他あらゆる点において一歩を譲っている」とされ、付近一帯は茶畑だったという。当時、法律で遊廓での張り店は禁止されていたため写真で娼妓を選ぶ形式だった。娼妓は住み込み制』
へ~。そうなんですね、東岡遊郭に一歩を譲ってたんですねぇ。

やっぱり奈良とか京都とかの遊郭建築ってイメージ通りだわ。


こちらの建物は完全予約制のエステサロンとして使用されてるようです。









こういった案内看板も観光客にありがたいですねぇ。
一般的に負のイメージが強い遊郭にあって、こういったウエルカムな遊郭跡は珍しいですねぇ。

ここを訪れたのは2019年のことですが、翌年の春に旧遊郭建築が4棟まとめて取り壊しになったようで、たぶんこの写真の建物も今は無くなっているみたい。
貴重な建物が無くなることは残念ですが、現状を維持し保全し残していくことは簡単ではないでしょうねぇ。


山中の文字が見えます。旧山中楼の建物ですが、こちらも取り壊されたみたい。
最後の見学会行きたかったなぁ・・・。






路地の奥に見えるのが大正時代に建てられた木造三階の妓楼で、今は町屋物語館として見学することができるようになっています。


お次も洞泉寺遊郭跡散策の続きであります
ほいでは~(*´ω`)/
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